奈良市 令和3年10月 観光文教委員会 10月29日

奈良市 令和3年10月 観光文教委員会 10月29日

【1,飛沫防止ガードの導入について】
【2,クロームブックについて】
【3,通学路の安全点検について】


【1,飛沫防止ガードの導入について】
◆内藤智司委
 2学期より学校給食を開始するに当たり、奈良市の全小学校に飛沫防止ガードを導入したと聞いたが、その理由は?
◎中川佳美保健給食課長 
 新型コロナウイルス感染者数が全国的に急速に増加し、市立学校の児童・生徒及び教職員においてもこれまでに経験したことのない感染拡大の局面を迎えているので感染症対策を徹底し、対策を講じる必要があった。
 給食の開始に当たり、保健所より助言を得て、給食喫食時の飛沫感染防止対策として、これまで行っていた給食前の手洗いや同じ方向を向いての黙食の徹底に加え、さらに感染リスクを低減させるため、児童・生徒の自席に飛沫防止ガードを設置することにした。
◆内藤智司 
 飛沫防止ガードの設置の状況については?また、飛沫防止ガードの設置に関して、どのような保護者の声が届いているのか?
◎中川佳美保健給食課長 
 現在の設置状況は、小学校低学年より順次導入して、中学校3年生まで導入が完了している。
 保護者の声については、「飛沫防止ガードを設置してもらえることで安心できる」といった意見や、「飛沫防止ガードの保管について、不織布の袋を使用する」など衛生に配慮してほしい等の意見があった。
◆内藤智司
 どのような基準によって飛沫防止ガードとなったのか?
   また、設置に当たり、専門家、保健所、いろいろな機関があると思うが、どのような意見を聞いているのか?
◎中川佳美保健給食課長 
 設置の理由は、給食喫食時はマスクを外すことになるため、食事の際に飛沫感染リスクが高まることから、保健所に、飛沫防止ガードを設置することで飛沫の拡散を抑え、人に感染させるリスクの低減ができると助言をいただき、飛沫防止ガードを設置した。
◆内藤智司
 小学校によって消毒回数等が異なっていると聞いている。このような状況を市の教育委員会としてどう認識しているのか?
◎中川佳美保健給食課長 
 小学校によって対応方法が異なっており、一定の基準を示す必要がある。
◆内藤智司
 飛沫防止ガードの保管について、教育委員会としてどのような指示を出しているのか?
   また、全小学校におけるこの防止ガードの保管方法の状況については?
◎中川佳美保健給食課長 
 飛沫防止ガードの保管方法は、3つに折り畳み、児童・生徒の机のフックにかけられる仕様になっている旨の文書を、組立図も添付して、令和3年9月16日付、27日付奈教組号外にて文書を発出した。
 保管方法の状況は、基本、飛沫防止ガードは3つに折り畳み、児童・生徒の机のフックにかけられる仕様になっているので、多くの学校はそのように対応している。また、学校により、袋に入れて保管する学校もあると確認している。
◆内藤智司
   低学年等の机が低く、机の横に飛沫防止ガードをかけた場合、床と飛沫防止ガードとの距離がほとんどないと保護者の意見が上がっていると聞いている。
 飛沫防止ガード購入時点でそういった考慮をしてほしかったとか、衛生面に問題がないのか、聞きたい。
   例えば、病院では院内感染対策では「床上30センチ以上で保管する」と基準もあるようにも聞いているが、その辺の考え方については?
◎中川佳美保健給食課長 
 ほこりがついたときなどには適宜、飛沫防止ガードを、除菌シートなどを用いて拭くことで衛生的には問題がないと学校薬剤師会に確認した。
◆内藤智司
 飛沫防止ガードの保管方法について、各学校によってまちまちであることについても、保護者から学校で統制を取ってほしいと意見もあるらしい。市の教育委員会としての認識は?
◎中川佳美保健給食課長 
 各小学校で飛沫防止ガードの保管方法を工夫していることは認識している。引き続き、他市などの事例も参考にしながら、子供たちにとっての使いやすさや衛生面での取扱いも考慮しながら、感染防止対策の一つとして活用したい。
◆内藤智司〈意見・要望〉
 飛沫防止ガードを全校に設置し、それぞれの学校が任せて運用しているが、それによって様々な保護者の意見があると思う。まだまだ収束というか、落ち着いているとはいえ、冬に向けて第6波と、子供のワクチン接種もあるが、その対応について、市として、また教育委員会として一定の指針、方向性は出すべきだと思う。

【2,クロームブックについて】
◆内藤智司
 学校教育課に、GIGAスクール構想で、計画よりコロナウイルス対策で、前倒しで全生徒に配付している実態の中、なかなか先生のほうでその運用も追いついていないという状況もあるが、いろんな面でその運用に対して課題が上がっていると思う。
 1つは、家に持って帰っているというところから、深夜における利用、こういうことも保護者から意見があるようだが、深夜帯の利用に関するルール等は?
◎伊東幹子学校教育課長 
 児童・生徒に貸与しているタブレット端末の使用については、市教育委員会から示している運用ルールの留意事項を参考に、各学校において独自の運用ルールを作成し、児童・生徒に指導を行っている。
 この運用ルールは、タブレット端末の上手な活用を通して、どのように行動することが望ましいかということを児童・生徒と共に学校、保護者が考えることができるように作成をしている。具体的には、持ち運びや保管に関することや、学校生活や家庭での使用方法に関することなど、各校の実情に応じた内容となっている。
 また、各家庭に対しては、保護者と子供たちの間でよく話し合い、タブレット端末だけではなくスマートフォンやパソコンなども含めて、使用時間や使用場所、使用内容を決めるなどのルール作りをお願いしている。
 加えて、保護者や有識者などの専門家などから情報リテラシーに関する意見を聞く機会を設けている。
◆内藤智司
 クロームブックの深夜帯の利用についての状況は?
◎伊東幹子学校教育課長 
 事務局において、各端末のログイン時間の確認は可能です。しかし、学校で使用した際にログインし、シャットダウンすることなく持ち帰った場合、ログイン状態が継続するので、ログイン時刻など利用開始を正確に確認することはできない。
◆内藤智司
  それでは、深夜帯の制限実施に関する教育委員会としての考え方は?
◎伊東幹子学校教育課長 
 現在、スマートフォンやSNSが児童・生徒に普及する中、各家庭の状況も様々である。
 深夜時間帯の利用については、例えば学校からタブレット端末を活用した課題が出ている中、塾などの習い事に通っている子供が帰宅後、夕食や入浴を済ませて遅い時間から課題に取り組む場合がある。
 一方で、生活リズムを崩すような過度の利用は控えさせ、発達段階に応じた適切な利用時間となるように指導していくことが大切である。
 このことから、一律に制限するという形ではなく、例えば児童・生徒や保護者、学校がタブレット端末の適切な活用について、共に考えながら必要なルール作りをするなどの取組を進めたい。
 また、今後、タブレット端末の利用状況の把握に向け、その方法も含めて調査研究を進め、タブレット端末の効果的な運用を図りたい。
◆内藤智司〈意見・要望〉
   時間制限をする等、なかなか難しいとも思う。中にはSTOPitのアプリも入れてあるということで、これは、令和2年度から令和3年度で2倍以上のアクセス、投稿がされているとも聞いている。その辺の活用も含めれば、深夜帯の活用というのは止められないかとは思うが、数値的に、例えば100%のうち5%、もしくは数%であれば、今課長おっしゃられた部分もあると思うが、全体の例えば30とか40%が深夜1時、2時に使っているのであれば、これは子供の生活を乱すような使い方として把握する必要があると思う。
 それを常に学校側と情報交換しながら、注意喚起できるようなところは教育委員会としても把握しておく必要があると思うので、常にそういった注意喚起する意識を学校側と共有していただくと、学校も保護者に対して常に深夜の使い方ということに対しての問題点を把握・共有できると思うので、その辺の考え方を整理してほしい。

【3,通学路の安全点検について】
◆内藤智司
   緊急安全点検の部分と、通常の通学路交通安全プログラム、これが今同時に行われているが、なかなか地域としては受け止めが難しい。この間、連合会でもかなり意見が上がっていたと聞いている。
 それは、点検をして、あと実施をどうするのかという思いと、今の通常の通学路交通安全プログラムの実施状況がどうなっているのかが見えにくいと思う。
   通常の通学路交通安全プログラムの危険箇所の改善状況については?
◎黒田昌代教育総務課長 
 平成27年度より合同点検を実施し、安全対策を講じてきた。
 平成27年度から平成30年度までに実施した、合同点検において危険とされた箇所の約95%が対策済みであり、令和元年度に実施した合同点検において危険とされた箇所については、現在約82%が対策済みだ。
 対策が未実施である理由としては、道路形状の問題、道路交通法に基づいて警察庁が定めた信号や横断歩道の設置指針などに制限があること、地権者等の関係者の方々の同意をいただくことに時間を要することなどがある。
 安全対策を講じるまでの間は、学校、地域、PTAの方々と協力し、登下校時の立哨、また交通安全指導を実施するなどして子供たちの通学時の安全確保に努めている。
◆内藤智司〈意見・要望〉
 30年度までの分については95%、現在においては82%と、大方の部分で努力をいただいているのは見えるが、それが地域の方々と共有できていないように思う。
 警察とか、道路を管理するという部分で時間がかかる分については、丁寧に、「こういう理由がりもう少し待ってほしい」、「ここはもうできた」ということを、今は学校側に通知をしていると聞いているが、もっと地域の方と密に情報共有をすることによって、それが信頼関係につながっていくと考える。